土曜、日曜、月曜と学界@広島。ちょうど広島取材が入っていた夫も同行。土曜日は会議。日曜日は研究発表を伺う。しかし、我がベターハーフは広島のバーめぐり。研究発表を伺うのは楽しいのだけれど、日に何件もバーを回るなんて。うーむ。羨ましい。*1
実は思い立ってしばらく禁酒をしていたのだけれど、日曜日の夜O先生の奥様につれていっていただいたスペイン料理バールのワインがやたら美味しく、しかもチーズだのオリーブだの、ここしばらく恋しく思っていたものをいただいたので、敢え無く撃沈。結構いただいてしまいました。4日程度の禁酒でしたか。なんか、お酒をいただいている間中、「これ、ブログに書きなさい」「これもブログに書きなさい」「あれも・・・」と、いくつも矢継ぎ早に指令をいただいたような気が・・・・しかし、久々の美酒だったので、記憶が曖昧。
そんな指令が飛び交っている私の横で、夫は『VW協会』をずーっと『VW教会』だと信じ込んでおり、帰り際にひそひそと「英文学って宗教みたいなんだね?」と。いいや、違いますから!

というわけで。明日から再び禁酒令。決めたの!決めたんだから!クリスマスまでは飲まないんだから!!!


帰宅の新幹線の中で『闇の奥』を、実は初めて日本語で読んでちょっとびっくりする。マーロウがパリに行ったことになっている?!ていうか、なぜパリ?
なぜ、今頃これを岩波文庫で読んでいるのかといえば、ゼミの学生達が「そろそろ小説が読みたいです」「ボクも小説読み方わかりません」「せっかくなら名作が読みたいです」「もちろん日本語で読みたいです」「高いの嫌なので文庫がいいです」「長いのいやなので『闇の奥』読みます」みたいなことを言ったから。(正確にはちょっと違うけれど、こんな流れだったようにそこはかとなく記憶)しかし、読みながら、これ、そんな基準で選んじゃうなんて、ウチのゼミの子達はどこまで恐れ知らず?・・・とタメイキ。無謀な子ほどかわいいというのは真実だ。なんてかわいい学生達だろう。
まあ、これを読んできた次の週は『帝国日本の英文学』の当該章とアチェベだよね。やはり。

火曜日は会議、会議。夕食に間に合わず、帰ってきたら子供と夫、それに父もモスバーガーごはんだった。嗚呼。添削を必死でやり、残りの授業の準備。
学会での某先生との会話「課題を出しちゃうと、後で『あー!私のバカバカ!』って思いますよね」なんていうのを思い出しつつ。


しかし、帰ってきて気づくのだが・・・牡蠣を食べなかった。くう。悔しい!

*1:「ボクは行くだけで飲めないんだから!」といわれる。・・・それはあまり羨ましくないかも。