そういうわけで、ビジネス書を読んでいたのだけれど、時間がもったいなくなり(どれも言っていることが同じだから、飽きるんだね)オーディオに切り替える。ipodで耳から入れる。駅まで歩いているうちに聞こう。本日はナポレオン・ヒル

1937年にでたThink and Grow Rich: This Book Could Be Worth a Million Dollars to You (Think and Grow Rich Series)をダウンロードして聞く。日本語では『思考は現実化する』というタイトルの本だね。
で、これがまた、すごくアメリカ臭い。時代的な背景もあって、人種的なコメントなんかも非常に面白い。
この手の「成功マニュアル」の効果はおそらく「そうなのか!」と信じるところにあるのだろうけれど、こういうのを聞いていると、「この時代のアメリカの広告業ってどうなっていたんだろう」であるとか、「大恐慌の後のこれって、どういう政治的作用をもつわけだろう?」であるとか、なんかこう、疑問が一杯わいてしまうので、成功本そのものとしてのeffectはあまりないかも。そういえば、日本はサミュエル・スマイルズくらいからこの手のものが好きだったのかも、というか、近代日本とサミュエル・スマイルズと、この手のビジネス書ってつながっているのかも、とちょっと思考の方向性を軌道修正する。