突然気づく。富士見ロマン文庫って、もう廃刊なわけですね。一冊も買ったことはないのだけれど。古典作品が一杯入っていたという噂で、しかも『エロティックな7分間』には、さんざんタイトルだけで想像をかきたてられたのに。*1
サラ・ウォーターズに昨年はまってからヴィクトリア朝ポルノがすごく気になっているわけだけど、なんかもう、ハンパにしか知らないのよね。

The Other Victorians: A Study of Sexuality and Pornography in Mid-nineteenth-century England

The Other Victorians: A Study of Sexuality and Pornography in Mid-nineteenth-century England

でも、研究自体は60年代からあるわけだから、探せばどこかにうまくまとめてくれたものがありそう。そのまんまそれをメインに研究をしたいわけではないのだけれど、基礎知識としてもうちょっと入れておきたいかも。

*1:氷室冴子少女小説にあったわけですね。高校生の女の子が敢然とポルノ小説を持って歩いているところを好きな男の子に見られてしまい赤面するシーンが。それが、『悪徳の栄え』だとか『O嬢の物語』だとか『毛皮を着たヴィーナス』ではなくてHenry MillerとのからみもあるらしいJ.J. JadwayのThe Seven Erotic Minutes『エロティックな7分間』…今になってこのタイトルを思い出してみるとすごく気になる。7分?微妙な長さだ。