入学式に参列。学生の頃は実はオケでヴィオラを弾いていたので、毎回BGM提供のために入学式に参列していた。というわけで、大学院も合わせると6回目だかなんだかの入学式なのではないか、という感じ。ここまで式次第が頭に入っている新任教員も珍しいはず。オケのひいている『マイスタージンガー前奏曲を聴いていると、そういうわけで、いまだにヴィオラパートだけが突出して聞こえ、しかもなんとなく焦った気分になる(あまり上手ではなく練習した割にはボーイングだの、フィンガリングだの、苦労しまくりだったので)。

しかし、新入生は校歌を歌うときに右手を上げないのだなあ、と妙な感慨に浸る。随分昔に私が入った頃は、合格が決まった時点で地元の高校から稲門会に連絡が行き、3月中にはお祝いの会が地元で開かれて、そこで校歌も最低一番ぐらいまでは覚えさせられたような気がするのだけれど。個人情報保護法でそういうのも難しくなっているのね、多分。

もうひとり新任のK先生と構内を歩いていたら(しかし例年のことながらすごい人ごみだ。この時期は通常5分の道のりにも15分は見ておきたい)「入学おめでとうございます」とビラを渡される。をを?この年になって新入生扱い?と思ったけれど順当に考えるとK先生が新入生、私はその付き添いの母親と言う感じか。(と言ったら、「せめて姉弟ぐらいにしておいてくださいよ」と言われる。そ・・・そうか。)


で、まあ、若く見られると嬉しいので自分も年をとったのだなあ、としみじみ。18歳くらいの頃は、本当、早く年をとりたかったものね。30歳くらいになりたかった。問題は、年齢がそこで止まってくれないことかしら。

新入生ガイダンスの後、ご挨拶、仕事。研究室はいまだに工事現場のよう!