喉の痛みは減らず、全体的に元気はないものの、熱はすっかり引いたので、いつものように日曜日…と思ったけれど教会はサボる。

Deaf Sentence

Deaf Sentence

Michael Pollanが終わると無性に現代小説が読みたい気分になり、しかし、イアン・マキューアンみたいなエネルギー消費量の大きそうな作家に手をだす気もせず、かといって Hilary Mantelも(ルネッサンス期専門の方を含めて周囲が夢中になっているから絶対読みたいのだけれど)微妙に食指が動かず、無難にDavid Lodgeに。好きなのにここ数年ご無沙汰してしまっていたので。
本当は認知科学バークレーの講義で大絶賛されていたThinksが読みたかったのだが、kindle 版ナシだったので。真夜中ぽかっと目がさめたときに読むにはやはりキンドル版かな。

こちらは主人公が退職後、ますます耳が遠くなっていく言語学者。しかも応用言語学、語用論学者ということで、なんというか、英文学研究者が小説を書いて主人公を言語学者にするとこうなるのかな、という感じ。いつものごとく散りばめられる有名な文学作品の引用。言語学の方の反応が知りたいところ。
しかし40代が近づくと、今まで普通に読んできた、ないしは享受してきた作り手たちが一気に「老い」について語り始めるのがフクザツな気分。宮崎駿しかり、David Lodgeしかり。