一限の時間にやってきて学生のレポートを添削。のち入力。それから授業。授業の教室に入る直前まで、何故か英語で授業をしなくてはならないような気分になっていて、切り替えに時間がかかる。
お昼ごはんを買いに行こうかと思ったんだけれど、なんというかあまりの人ごみにその気もそがれ、研究室でラーメンと言う事に。
食べ終わって、一息つけるかな、と思っているとゼミについて質問のある学生が。答える。でも、ゼミを経験したことのない人にどうやってゼミを説明すればよいのだろう?
それから金曜日の授業のプリントを整備。TAさんに印刷してもらう。それから、金曜日の英語の授業の添削。月曜日の購読の授業のコメントシートの添削。120人学生がいると一人頭30秒でも1時間。ちょっとコメントを書くと平気で3時間ぐらいかかって翌日までもつれ込む。もつれ込むと、本も読めないし、論文のゲラに朱も入れられないし、授業の準備もできなくなる。
「遅れましたがすみませーん」とレポートが届く。が、一度遅れてしまうと見ている時間はない。同種類のレポートは添削に必要なものをざかっと机に並べてしゃかしゃか処理しているのだ。というか、他の人と別に遅れて出されてしまったものの採点には実はものすごく時間がかかる。いっぺんに採点する場合にはざっと目を通して「平均的な」レポート、「上出来」「最低限」ぐらいを机に並べ、それと照らし合わせながら、あまり不公平がないようにそこそこを気を使って採点している。そうしないと疲れてくるうちにどんどん腹がたってきて成績を悪くしてしまったりするから。
で、提出期限30分遅れという代物はゼンゼン「たかだか30分」ではなくて、結局5分で終わる採点が15分ぐらいになる、ということで、申し訳ないけれど、今の仕事量ではそれは不可能。一人が30分て許容するとすぐに5人ぐらいに増えるし、そうするとかなりの時間が毎週消えて行くことになるし。
2週間前ぐらいにイギリスのアマチュア歴史研究家と思しき方から丁寧な手紙と資料のコピーを頂いたにも関わらず、全くお返事ができていなかったことに気づき、遅ればせながらお礼とお詫びのメールをお送りする。その他事務仕事が入り40分ほど。この時期年末調整だの、何だの、そういった事務も入るんだよなあ。あと教科書指定。ちゃかちゃか書いて発送。
4限ゼミ。卒論最終指導。3年生には卒論のテーマの目星をつけてもらう。スタディジャーナルを提出してもらったので、きちんと読んで朱を入れたいけれど、なんとも気力がなく、「月曜日にしよう・・・・」とメソメソ袋でとりあえず置いておく。
研究室に帰って、来年度のシラバス関連のリマインダーを英語圏の先生に出さなくちゃいけないなあとメールを書き始める・・・・と色々雑用が入り、ふと気がつくと6時近く。ああ、ブラッドフォード大学にメールを書くって約束したし、前の教え子さんにメールを書いて今のゼミ生に話をしてやって欲しいと思っていたんだけれどなあ、なんて思いながら組合の会議へ・・・行く途中で届いていた本を受け取る。読みたいなあとずっと思っていたのだ。色々深刻な案件を聞いて終わったのが午後9時30分。帰宅。疲れきった子供を寝かしつけ、10時。それからさらに税金だの、何だのの事務処理をしてみよう・・・・としたものの、なんか頭がゼンゼン回らないので本を持ってベッドへ。午前一時ごろ就寝。典型的朝型の私にはこれは結構珍しい。どれも仕事が終わっていない感じがちょっとストレスフル。あと数人、気になっている学生がいるんだよなあ。なんというか仕事の量ではなくて種類が多いことが一点豪華主義脳の持ち主である私にはこたえるわけだな。
と、こういう仕事をしていると、本当に周りには効率の良さと頭の回転の良さがまるで何か超人のような人が多く、「さういうひとにわたしはなりたい」と思っちゃうなあ。


しかし、こういうふうに書き出してみると、時間がかかっているのは添削及びフィードバックだな。ずっと講義を聞くばかりで自分の考えていることにフィードバックがもらえないと精神的にもキツイだろうなあ、なんて考えるからこまめに色々提出してもらっているわけだけど、事業仕分け、しなくちゃいけないかも。ああ、しかし、それはある意味、授業の質の劣化と直結しそうだし。うーむ。
しかし、昨日もう一件案件が入ったので12月25日までは再び週末や休みや眠る時間がなさそうだということはわかっている。なんというか、この環境下で週9コマとか教えていらして、各種委員会や会議もこなされて、その上、研究もバッチリなさっていらっしゃる先輩方には本当に脱帽です。さんたさん、そういうのうみそください。