就職活動の話し。

何か言われたら、返事をしましょう。メールでも同じです。

課題を出しても、返事がなく、予定の日、課題がいきなり送られてくることがある。非常に残念だが、課題の中身が良くても、返事がなかったということで落とすことになります。

出版社の仕事というのは、もうほとんどがことばのやりとりといっても過言ではない。大半がコミュニケーションです。著者に原稿の依頼をして、了解しましたということばに、きちんとお礼を述べる。当たり前のリアクションです。

当たり前のことを教えるというのは非常に難しい。

http://d.hatena.ne.jp/myougadani/20091003

まあ、そういうことなのですが、それをどこかで叩き込まれるということはとても大切なことです。私はそのあたりが非常にぼけーっと抜けていた大学生だったので、「返事をすることを思いつきもしない」心性がどんなものなのかはちょっとわかる。さすがに、今はがんばってなおしましたが。(ていうか、直っていると信じたい・・・・ )
というわけで、授業ではやはりメールを一本入れる、ということを強調するわけで、それは松本さんがおっしゃるように「親にも大学の先生にも部活の先輩にも教わらないし、それができなければ、就職できないのであれば、それは就職活動をして自分で学ぶしかない」のは真実ですが、「コミュニケーションをとること」が報われる体験をしていないと、たぶんできるようにはならないだろうな、と思うからだったりします。背中を押してくれる人がいたほうが、いろいろ学びやすいよな、と思うわけですよ。