帰国後初日は大丈夫だったのに、疲れが取れ始めた2日目からの時差ぼけがキツイ。思い立って午前中に美容院を予約。これで目を覚まさないわけには行かないだろう。
頭もあまり働かずだったので、やるつもりだった仕事を後回しにして、念願のSarah Watersを読む。

The Little Stranger

The Little Stranger

お屋敷物だけれど、第二次大戦直後に設定されており、いわずもがな、のカントリー・ジェントリー衰退の物語。ロジャー・アクロイドを思い起こさずにいられない設定で、昼ごろ猛烈な眠気に襲われるもののこのおかげでベッドに入らずに済む。イギリスで見たときには平積みで売っていたペーパーバックがなぜか日本のアマゾンでは「近日発売予定」。なぜだろう。

さて、Watersを今回読んでいて気づいたのは、あまりにも映画になりそうな会話の数々だ。こう、零落した地主の奥様が話しているところなど、声が聞こえてきそう。