I'll Go to Bed at Noon

I'll Go to Bed at Noon

ゼミの学生が夏のレポートに選んだので、ちょっと興味をもって。ほかに仕事もあるのでまだ5章程度しか目を通していないけれど、立派なアル中小説。
Brideshead Revisitedを思い出す。ていうか主人公一家の名前がWaugh・・・・で、カソリック。あまりにもあからさまなオマージュなんでクラクラする。あとは、Under the Volcanoとかね。昔読んだような記憶があるのを思い出しつつ。
舞台は1970年代で、私が断片的に知っているイングランド70年代の感じがすごく出ている。中流階級の夫婦が自家醸造しているところだとか。*1
なんというかそれ以降だと「アル中小説」って「ドラッグ小説」になっちゃうんじゃないかしら、という気がする。

子供の面倒を見つつ、週末は簡単なものを。仕事関係を読んでしまうと何も記憶に残らず二度手間なのだ。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

で、これを読んだんだけれど、ダメ。全然、しっくり来ない。思い出してみると、学生のころも読もうとして挫折したのだった。『罪と罰』は全然問題ないんだけれど、ファインマン教授は苦手なのだ。
そのあと、マンガ。
町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

少女漫画の王道だ。日常さりげなし系。ちはやふるとか、少年漫画につくりが似てるもんな。
これだけちゃんとした少女漫画に出合うとそれはそれで嬉しい。微妙に『本屋の森のあかり』とか思い出すんだけれど、後者の方がもうちょっと閉塞感がある。このゆるさは捨てがたし!

*1:ちなみにこの夏、杏でコーディアルを作っていたら、発酵しちゃったので自家醸造って簡単なんだわ!と再確認。ブドウに天然酵母があることを失念して干しブドウを香り付けに入れたのが原因かと。