金曜の夜、何の前触れもなく父がやってくる。ということで土曜の朝は、急遽予定を変更して父の所属する美術団体の展覧会を上野の東京都美術館へ見に行く。父の絵を見て、その後、「まあ、今日はちょっと付き合いなさいよ」ということで、落語。
寄席に行ったのは実は初めてで、これは今まで知らずに損をした!という気分。次から次へとコメディアンが出てくる感じはイギリスで行ったキャバレーの感じに近いかも。ただ笑いの質は落語のほうがやや上品。しかし、噺家さんが、だんだん聴衆をつかもうとしているところをみながら「いいよなあ、ここは観客が携帯メールチェックしていたり、おしゃべりしていたりしてなくて」と思ってしまうのは職業病か。大学の講義も聴衆側は落語の入場券以上のお金は払っているはずなんだけれどね。