宝塚というユートピア (岩波新書)

宝塚というユートピア (岩波新書)

行きの電車の中で添削を終え、これを読む。モダニズムのもつノスタルジアの心性が、宝塚においては「古きよきヨーロッパへのノスタルジア」のような、ねじれた形で表象されている、というところが面白い。そこが特に突っ込んであるわけではないのだけれど。田園都市と学園都市との日本における親密さ、及び宝塚の持つ学校制度の意味などなど。前によんだものとだいぶかぶるのだが、やはり面白い。河合塾の講演だったもの。これは帰りの電車の中で。