イギリス到着。
行きの飛行機の中で読んでいたのがこれ。

Saplings

Saplings

Noel Streatfeildの大人向けの小説はほぼ全て絶版になっているのだけれど、これはペルセフォネから復刻されている。第二次大戦でいかに普通のイギリス家庭が壊れていくか、その崩壊の様子を子供の視点からつづったもの。小説としての面白さはまあともかくとして、あちらこちら組み込んでいくとなるほど、という感じか。
しかし、恥ずかしながら彼女がレズビアンだったことを初めて知った。

彼女の第二次大戦についての物語は、やはりクラシックともいえるこれだろう。

When the Siren Wailed

When the Siren Wailed

ロンドンからの疎開児童の生活を描いていて、なるほど、そうだったのか、と思わせる。
Party Shoes (Oxford Children's Modern Classics)

Party Shoes (Oxford Children's Modern Classics)

ちなみにパジェントを描いたこれも、第二次大戦の話だったのだ。

ストレツフィールドは、わりと時代を書き込む作家で、彼女の自伝的小説を見ると、そのあたりがくっきりとわかる。サフラジェッツがでてきたりするし。

A Vicarage Family (Lions S.)

A Vicarage Family (Lions S.)