頂いた本と、人に押し付ける本と。

講義。後、研究室の掃除。研究費の計算。なんというか、事務処理。

個人空間の誕生―食卓・家屋・劇場・世界

個人空間の誕生―食卓・家屋・劇場・世界

id:toshimさんに頂いた書籍。どれから手をつけるかしばし悩んでいたのだが、これから読み始める。するすると読める。しかし料理の章は苦笑いだ。イギリス人を夫に持つと、なるほど、前近代的な肉の丸焼きをしばしば調理する羽目に陥るよな、と考える。日本の、たいしたオーブンもないキッチンで昨年一年でも七面鳥を丸焼きにし、鶏を丸焼きにし、ローストビーフを作り。ふと思い立ってその夫に研究室から一冊もって帰る。
A Genealogy of Japanese Self-Images (Japanese Society Series)

A Genealogy of Japanese Self-Images (Japanese Society Series)

期末の成績付けは本当に気が重い。教育の持つ残酷なまでの選別という機能を思い知らされることになるわけで、<学生のニーズを把握し、サポートする>という理念とはまったく異なった仕事をしているような気分になる。いや、人と人のコネだけで仕事をふるわけにもいかない近代社会においては必要なんですがね。資格であるとか。そういったものは。
講義の仕方や、組み立て方はいつまでたっても悩むところだ。
今年は教科書を作っている(使っている)こともあって、試行錯誤度が高いのかも。
そんなことを考えながら大量の書籍の片付け、続く。